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アメリカで日本のテレビ番組を 〜解説:リモートデスクトップ, FTP編〜

システム全体像の解説、ソフトウェア編です。

ネットワーク編にあったようにVPNサーバーとDynamic DNSを使用することによって、PVR (Personal Video Recorder)が接続されているPCに宅外からアクセス出来るようにはなりますが、それだけでは日本に設置したPCを操作する事は出来ません。Windows XP Pro等のOSであれば、OSにリモートデスクトップという機能が組み込まれていますが、家庭用のPCの多くはWindows XP Home EditionなどのOSがインストールされていて、これらのOSではリモートデスクトップの機能はサポートされていません。

そこでWindowsのリモートデスクトップと同様の機能を提供するフリーウェア、RealVNCを使用しました。RealVNCのサーバーをPVRに接続されている日本のPCにインストールし、ユーザー設定を行います。このサーバーはWindowsがスタートした際に同時にスタートするようにしておきます。VNCサーバーのイントールはアメリカからは出来ないのでPVRを設置している方にお願いして行ってもらいます。

一方でVNCビューワーをアメリカで使用するPCにインストールします。VPN接続で日本のローカルネットワークに接続した後、VNCビューワーでローカルネットワーク内のIPアドレス(192.xxx.xxx.xxx)でVNCサーバーに接続します。するとVNCビューワー内にVNCサーバーが動作しているWindowsのデスクトップが表示され、日本にあるPCの操作が可能になります。

こうしてVNCビューワーを通して日本にあるPCの操作が出来るようになると、後は殆どアメリカ側から設定・操作が出来るようになります。そして、PVRに付属のソフトウェアで録画予約をしたり、プレビューを見ながらその場で録画したり出来るようになります。

しかし、それだけではアメリカにあるテレビで見ることは出来ません。ここで選択肢が幾つかあると思いますが、私の場合はorbのようなstreamingではなく、録画されたファイルをアメリカ側のPCにダウンロードとする事にしました。

日本のPCにあるファイルをダウンロードをするに当たってはFTPサーバーを使用することにしました。他の方法もありますが、FTPの場合、インターネット接続が途中で切れた場合などにresume機能(例えばファイルの半分を残して回線が切れてしまった場合に、最初からではなくて、途中からダウンロードを再開します)が使えるため、比較的時間的なロスを抑える事が出来ます。

Windows XP等のコンシューマ向けWindows OSにはFTPサーバーの機能はありませんので、FileZillaというフリーウェアを使用しました。このサーバーはきちんと日本語対応も出来ていて録画されたファイル名に日本語が入っている場合でも、日本語を壊す事なく扱う事が出来ます。また、FileZillaはftpクライアントも提供していて、このftpクライアントをアメリカ側で使用することにしました。

ftpクライアントについてはFileZillaよりも機能的に優れていて、ダウンロードの予約なども可能なクライアントもあるようですので、その辺りはもう少しリサーチして用途にあったものを選んでも良いかと思われます。

参考ですが、私の場合ファイルサイズを抑えるためにND(Normal Definition)、出力ファイル形式m4pで録画しています。Hauppauge HD-PVRでこの設定で録画した場合、1時間番組がおよそ1.5GBになります。また、このファイルをダウンロードするのに(回線の状態にもよりますが)1時間程かかっています。ほぼ放送時間≒ダウンロードの状態です。

RealVNCFileZillaという2つの素晴らしいフリーウェアによって、日本にあるPCの操作およびファイルのダウンロードが可能になります。

  1. recto999の投稿です